共感できる関係がずっと続く

他にはどんな特徴があると思いますか？

• 藤井：うちの病院は指導医が比較的若いんですよ。若くて元気な先生たちで、考え方も新しい。研修医に対して「これをやっておいて」という言い方をするのではなく、「今からこれをやるけど手伝って」という感じです。
• 嵯峨：よく「これをやってみる？」と聞いてもらえますね。年齢が近いので質問しやすいと感じます。
• 藤井：そうそう。だから、共感できる関係の中で研修を受けられる。
• 廣瀬：とにかく熱く教えてくださる先生方が多いですね。
• 西尾：私も嵯峨先生の代の先生方から丁寧に教えていただいたので、今はそれを受け継いで廣瀬先生たちと接しています。そういう良い関係がずっと続いている感じがします。
• 廣瀬：たとえば、消化器内科をローテした時に内視鏡の操作を経験させてもらったのですが、当院の指導医の先生方は、そういう場面ですごく丁寧に教えてくださいます。将来どの科を選ぶかはまだ決めていませんが、科が変わるごとに「この科はいいな」と思います。
• 西尾：私は医者を志した時から小児科医になりたいと思っていて、実際に小児科の研修を経験してからは、その気持ちがさらに強くなりました。これからは専修医になり、自分が主治医になって患者さんやその親御さんと関わることになります。責任は重くなりますが、先輩方の背中を見ながら頑張っていきたいと思います。
• 嵯峨：私がいる放射線科では今、放射線診断だけではなく血管内治療（IVR）にも力を注いでいます。今後、さらにデバイスが進化していく中で、血管内治療でできることが増えていくと思います。そうした知識をしっかりと身につけるとともに、研修医の指導にも力を入れていきたいです。
• 藤井：研修医になる方に期待するのは、この2年間が良い記憶になるように、めいっぱい学んで仕事をしてほしいということです。愛知医科大学病院には、一人ひとりの研修医が伸びていける環境が整っています。「青春」と呼べる貴重な2年間を、医学の取り組みを通して築き上げてほしいと思います。